orange 第6巻 高野苺 感想

2017年6月24日

今作およびorange1~5巻の内容ネタバレに配慮していませんのでご注意ください。

驚いた。翔を救っての大団円からまさかの続編。

アニメや映画で見ていた方はご存知だったかもしれませんが、続編があるのを全く知りませんでした。
5月末に発売していたんですね。最近になって電子書籍サイトのトップページにでていて気づきました。
きれいに終わった話だと思っていたけど、続編となれば気になります。

orangeあらすじ

orangeはアクションで高野苺先生が連載されていた作品でアニメ化や実写映画化もしましたね。

主人公【高宮菜穂】に突然届いた10年後の自分からの手紙。
そこにはまだ見ぬ転校生【成瀬翔】とその死についての後悔が綴られていました。
そして手紙には【翔】を救うために実行すべきことが書かれていました。
臆病な菜穂も、手紙の信憑性を感じ勇気を出して手紙のとおり実行していきます。
未来が変わり手紙の通りならないこともでてきました、そして同じように手紙を受け取っていた仲間たち。
未来は本当にかわったのか不安なまま、翔が死んだというその日を菜穂たちは迎えます。

orange6巻は須和のストーリーです

6巻の主役は須和です。
orangeのキャラの中で須和くんが好きだって人相当いるんじゃないかなって思います。
自分は、別マ掲載時から読み始めてたのもあって、普通に恋愛モノになるんだろうなと、そして須和くんは当て馬かぁ、ぐらいの認識でした。
でも、今となっては当て馬とかそういう枠で語れないですね…。

手紙を書いた立場からの須和、手紙を受け取った須和、どちらのストーリーも本当読んでいて切ない。
登場人物の中で一番つらい立場に思えます。

手紙を受け取った方のストーリーは本編を須和目線でなぞっている感じなのですが、でてくる菜穂のカワイイこと!
そして、翔も本編を読んだだけのときとはちょっと印象がかわったかも。
とにかく、須和目線の菜穂・翔のキラキラしていることといったら。

自分をずるいやつと思ってしまう須和の優しさ。愛情深すぎ…!
自分の幸せもっと願ってもいいのよ?

とかぐるぐる、いろいろなことを考えさせられる1冊でした。

まだ、つづきそうです

あとがきには7巻もありそうなことが示唆されていますね。
orangeのキャラクター好きだから、誰が主人公の話でも読みたいです。楽しみに待ってます。