いちばんよくわかるHTML5&CSS3デザインきちんと入門(狩野祐東・著)感想

2017年7月28日

改めてHTML&CSSを勉強し直す

HTMLとCSSについては10年以上前に勉強したきりで、その後はその都度インターネットで調べてソースをコピペするだけの付け焼き刃でやりすごしてきました。
単なる趣味なのでそれでも特に問題はなかったのですが、色々と知識が抜け落ちていたり、古くなったりで一度きちんと勉強し直したくなりました。

たくさんあるWeb制作の本の中でこの本を選んだ理由

はじめは単なるレファレンス本を購入しようと思っていました。
ただ、レファレンスを使いこなせる土台が自分にはないかも・・という不安がありました。
だから、この本のタイトルにある「きちんと」というのが気になって手にとって見ることに。

初めて勉強するのにもやり直すにもピッタリの本

チャプター1では座学的な知識が中心になっているもののチャプター2以降はサンプルをもとに実際にコーディングしていくという構成になっています。
HTMLとCSSを同時に学べるようになっているので1つのチャプターが終わるごとに、各チャプターで扱うHTMLタグの使い方とそのタグに応じたスタイルシートでの整え方を身につけることができます。

チャプター1を読んだ時点で、バラバラだった自分の中の知識に繋がりができたような感覚がしました。
実践しながらじっくり読むつもりが、「ああ!あれはそういうことだったのか!」という既知の事柄がうまく整理されつつ新しい知識もプラスされる、というのが楽しくて一気に最後まで読んでしまいました。

一通り読むだけならば3時間もかからないですが、各チャプターは大変わかりやすくまとめられているので初めて勉強する人にも向いています。
タイトルに偽りのない内容だと感じました。

センスあるデザインのサイトを作れるかはまた別の話です

この本の内容を身につければ、分かりやすいWEBサイトづくりができるようになると思います。
見出しやリストの見せ方など、見やすさ、読みやすさを高めることができるようになるからです。

しかし、それとセンスの良い・カッコイイサイトを作ることができるかはまた別の話です。
自分はデザインを学んだこともなければセンスもないのは自覚しているのでそれは別に勉強する必要がありそうです。